クリニックの待合室で、「良かったらどうぞ。」と、
若い青年から5ミリくらいの小~さな折鶴を頂きました。
一センチ四方の色紙で作ったとの事。
薬ケースの様なプラスチックの箱の中に色紙と一緒に数羽が。
交通事故で正面衝突、フロントガラスに頭から突っ込んで、
生死の境をさ迷い生き残る事が出来たので、
空いている時間に作り、興味のある方にプレゼントしているとの事でした。
長い入院生活で、一番お金がかからなかった趣味が折り紙、
普通の折り紙から始め、だんだん小さい紙で、
今は一センチ四方の紙で作っていると、
目の前で信じられない手先の器用さで折っていました。
記憶が飛んでいる所もあり、社会人として、きちんとした仕事にはつけないと・・・。
成人した息子さんが不慮の事故に遭われたご両親の事を思いました。
まだ若い青年のこれから人生に幸あれと思いながら、
お礼を言って別れました。