久しぶりにディナーベルを出しました。
20年以上昔、夫が会社の方に頂いた物です。可愛い坊や?のベルは、スペイン風な感じで、真っ黒でしたが、
銀磨きで磨くととっても綺麗になりました。
凄く手の混んだ彫金がしてあり、今まで眠らせて置き申し訳ない気持ちです。
少し重く、音は、素晴らしく清んだ綺麗な高音で、遠くまで聞こえます。
遅く帰宅した夫が、「頂いたよー。」と持って帰ったお土産です。
ヨーロッパのお土産かと思います。
その時、私は音も確かめず、
「可愛いわねー。 飾り棚に飾っておこう。」でした。
過日、夫から、その方が冗談半分に笑いながら、
「年取って<よいよい>になったら便利ですよ。」と言っていたと聞きました。
別の方に頂いたこちらは少し低い音ですが、こちらも綺麗に響きます。
先日、凄い嘔吐と目眩に襲われた時、
寝室からリビングにいる夫に助けを求めたものの大きい声は出ず、
テレビを見ている夫には届きませんでした。
やっとの思いで手元の携帯で連絡し来て貰い介護してもらいました。
少し元気になった時、
昔寝たきりになった祖母が
枕元に、大きな鈴を置き、家族を呼んでいたのを思い出しました。
そして、思い出しました。
夫が会社の方に頂いた鈴がある事を。
ベルは二つあります。
老人二人住まいを想定してのプレゼントだったのかしら?
長い年月を経てこれから役立ちます。
具合が悪い時は手元に置く事にします。
今更ですが、深謝です。